まず初めに私自身、HSP(非HSS型HSP)という特徴があります。
HSP気質であると多くのことを考え、挫折し悩むことがあります。
HSPのあるある、そして辛い時の向き合い方を含め、書かせていただきます。
HSPの「あるある」と「考え方」
1.自己肯定感が低い
自己肯定感(自身の価値や存在意義)が、とても低いです。
- すぐに他者と比べてしまう。
- 他者に褒められてもあまり響かず、失敗を指摘された時は絶望をしてしまう。
- 承認欲求が強いため、自分ためよりも他人のために動いてしまう。
「ありのままの自分を受け入れ、肯定する力」が苦手だという特徴があります。
2.環境変化に敏感である
仕事や学校で、音やにおい、明るさなど他の人が気にならないような環境変化にとても敏感です。
私は仕事をしている時、
- 電話が鳴るたびにビクッとなり、とにかく電話対応が苦手だった
- 誰かが怒られている時、自分が怒られているような気持ちになった
- 他の人が話している内容が気になり、(特に仕事の話)集中ができなかった
- 他の人のお菓子を食べている音、ため息や独り言が気になった
音だけでいっても、これだけ気になるところがありました。
リモートワークに入ったときは、一人で自身の環境を整えることができたので、とにかく効率が上がりました。仕事を選ぶポイントの一つで「リモートワーク」は考えるべきポイントだと個人的には思います。
また、普段の生活では、パチンコなど音のうるさい所には行けなかったり、時計の針の音、機械特有の小さい音などもずっと気になりますね。
寝るときは完全無音、真っ暗、においがしない環境ではないと寝られません。
たまにHSPの書きもので「アロマをたくと寝られる」「癒しの音楽を聴きながらだと寝られる」などと書いてありますが、外からの刺激に対して敏感なので、良質な眠りをとるためには「五感すべてに刺激を与えないことが大切」だと思っています。
もちろん、アロマ、音楽に対する批判でありません。一個人としての考え方です。
3.逃げ癖がある
HSPの特徴として「直感の鋭さ」「なんでも深く考えてしまうこと」等があるかと思いますが、この部分が、逃げ癖がついてしまうポイントだと思います。
仕事をしていると、どんどん仕事を覚えて自分が得意な仕事もありますが、自分の苦手な仕事も出てくるかと思います。
直感の鋭さというのは、「今後、この苦手な仕事を任せられるかもしれない」「もしかしたら、この苦手な仕事をメインにさせられてしまうかもしれない」と、任せられる前に他の人がしている仕事から気が付いてしまうかもしれません。
そして、なんでも深く考えてしまうことがあるので、「この仕事を任せられる前に、私にできる準備を何でもしよう。」「任せられたら完璧にこなそう」と任せられる前にも関わらず、勝手にプレッシャーを感じてしまうことが、あるかと思います。
苦手な仕事を任せられる前に恐怖するなんて、なんて馬鹿らしいと思うかもしれませんが、正直よくあることなんですよね・・・。
そこにはやはり「自己肯定感の低さ、プレッシャー、傷つくことへの恐怖、そして他者への承認欲求」のため考えすぎてしまうことがあります。
そのため、「辛かったら逃げても良い」と思います。
一番ダメなことは、自分はここで逃げたらダメだダメだ・・・と、身体を壊して、次につなげることができないこと。メンタルの回復は風邪とかとは違い、本当に時間がかかります。
逃げるというよりかは「ここは、自分の環境には合わなかった」と思い、変えるという思いを持つことが大切だと思います。
4.傷つきやすく、不安が付きまとう
「傷つきたくない」「怒られたくない(特に人の前で)」
誰でも、そう思うことはあるかと思いますが、特にそう思ってしまうのがHSPの人です。
傷つきたくないことから、人の何倍も頑張ってしまう。怒られたくないからミスを完璧になくすよう頭を常にフル回転させてしまう。
本人はその間は、そのことしか考えられないため、傷ついていないと思うのですが、私からしたら「常にプレッシャーというナイフで自分を傷をつけ続けている」に気が付いてほしいです。
そのため、やってきたことに何かミスはなかったのか、頑張りすぎたことへの疲労困憊、仕事から離れても自分の心の傷は消えないため、常に不安がつきまとう。
心の傷というのは、転んだりしたときに見える傷とは違ってなかなか見えないため、正直気が付かないものです。
私自身、何度も心の傷をつけ、限界が来たとき、初めて心の傷が見えました。
心の傷というのは限界が来た時に身体の諸症状として出てくるんですね。
それがすぐ治せれば良いですが、なかなか治りづらく語弊を招く言い方をしてしまうかもしれませんが、治りにくい後遺症が残ります。
今までできたことができなくなったり、その結果、社会復帰がなかなかできなかったり・・・と、
何度も言いますが、限界が来る前に変化をしましょう。
自分自身が適用できる場所は絶対どこかにあります。変化をしないとそこにはたどり着けません。
5.良い意味でも悪い意味でも影響を受けやすい
相手が傷ついていれば、相手に共感的理解をすることができ、相手が自身に対して、敵対行動をとれば、とても深く傷つきます。
そういう意味では相手に影響を受けやすく、責任感の強さから自身を無理させてしまうことが多々あるでしょう。
また、映画やドラマ、アニメなどで迫力のあるシーン、感動的なシーン、悔しいシーンなど多くあるかと思いますが、影響を受け、時には涙するでしょう。
そういうものを見るのは避けるべきと、たまに書いてあるものをたまに見ますが、その感情に揺らぎこそ一つの美しさだと思うので、私自身は見るべきだと思います。
見ないのはもったいないです。
ただ、どうしても心からきついと強迫観念になりそうであれば、無理に見ないことで、ネタバレなどを見てスッキリしてしまうことが良いと思います。
HSPの場合、どうしても環境や人からの影響を受けやすいこともあるため「ひとりの時間を作る、安心できる時間を作る」ということが大切です。
まとめ
あと、私自身「HSP」を無理やり治すことを目標にするべきではないと考えています。
HSPとしての「強みと弱みを理解して、ありのままの自分を受け入れる」ことこそ、最大の治療だと思います。
少しでも前向きになりたい方にはおすすめの一冊です。
イラストも多く、とても読みやすいですよ!