HSP(生まれつき感受性が強く、繊細で敏感な気質もった人間)の方で、仕事で働きづらさを感じたり、辞めることを繰り返したりしていませんか?
私もHSPなのでその気持ち痛いほどよくわかります。
私も多くの職業に転職し、向いている、向いていない職業を肌で感じてきました。
向いている職業
事務職
事務職は向いている職業です。
事務職では、丁寧かつ正確さが求められます。
また、良い意味でも悪い意味でも細かい性格でもあるので、経理事務など数字を取り扱うものに関しては、数字のずれ等すぐに見つけることができるでしょう。
ただ、「電話対応」がメインの事務職は避けた方が無難です。
HSPの人は相手の表情が見えない、口調などの電話越しの感情に過度に感じてしまうことで苦痛に感じます。
もし転職する際は「電話の応対の頻度はどのくらいですか?」と確認するのが良いでしょう。
私は過去、一年間ほどでしたが電話対応のないデータ入力の職業は、天職でした。
工場
私は食品でしたが、単純作業で任せられる仕事は決まっているためイレギュラーなことはめったにおきません。
また、黙々と作業をして、正確さや丁寧さを求められるため向いています。
ノルマや残業などもないので、決まった仕事をして、決まった時間に帰りたい人は良いでしょう。
ただ、深い思考力を求められないため、飽きがきたり、成長をしている実感が沸かないことが少し残念でした。
ネットショップ販売
自身で作ったもの(ハンドメイド)を、メルカリ、ヤフオクなどで販売することです。
どうしたら売れるかな?と考えることが得意なHSPさんは、写真の撮り方、売れる文章作りなど、常に考えモノにするのも早いでしょう。
子ども服や不要なものなの私は定期的に売っていますが、最初のころは売れるまで時間がかかっていましたが、工夫を凝らすことで比較的早く売り切れになることが多くなりました。
プログラマー
「プログラマー」とは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいて、プログラムを作成する職種です。
プログラムは、より効率的なコードを求められるため、深い思考力が必要となります。
また、責任感が強いため、バグや不備が発生しても、丁寧な仕事をすることで、よりよいプログラムを作成することができます。
コードを書くルールが多かったり、一文字でも間違ったデータがあると動かなかったりするため、やはり正確性が求められます。
比較的電話に出たり、社内の人と会話をしながら進めるよりかは、1人でもくもくと仕事をする職業です。
ただ、プログラマーは、どうしても独学では行き詰まってしまい、途中諦めてしまうことが多々あります。
まずは無料体験のスクールなど検討して、その後、就職ができるか考えてみるのも良いでしょう。
Webデザイナー
「Webデザイナー」とは、字の通り、Webサイトのデザイン、制作する職業です。
HTML、CSS(SCSS)などのプログラミング言語は、初心者でも取っつきやすいプログラムです。
また、人によってはプログラマーに比べ、バナーであったり、サイトとしての形がすぐ見えるため、やりがいを多く感じるでしょう。
サイトの配色やレイアウト、フォント選定、バナーの作成など、こちらも深い思考力が必要となり、比較的もくもくと作業する職業です。
クリエイティブな仕事のため、感受性の高いHSPの人は適職です。はまる人は本当にはまります。
Webデザイナーから独立して、自分のペースで仕事をしている人も多くいるため、HSPの方でもおすすめです!
ただ、プログラマーと同じく、独学ではなかなか難しくPhotoshopなど作成ソフトの知識も必ず要求されます。
まずは無料体験のスクールなど検討して、その後、就職ができるか考えてみるのも良いでしょう。
向いていない職業
公務員
私はこう見えて過去、「公務員」でした。
公務員で辛かったことは、窓口業務でのクレーム、やっと終わったと思えば、苦手な電話でのクレーム。
また、意外にも外出が多く、市民、自治会長やボランティア、専門職など関りが本当に多いです。
やっと慣れてきたと思えば、部署異動など臨機応変さも多く求められます。
公務員はノルマはないものの、業務量がかなり多く、仕事や上司からのプレッシャーも強いです。
よく「決まった仕事をコツコツ、ノルマもないんでしょ?」と言われますが、大間違いです。
任期付職員や非正規職員などは決まった仕事ですが、正規職員は実のところ激務です。
メリットを挙げるとすると、安定した給料、年功序列の昇給制度、共感力を活かし、相談しに来た方の困りごとをよりよい解決ができるなどです。
ただ、よく向いている職業で紹介されている公務員ですが、実際に働いた私からすれば、向いていない職業に入ります。
あとはあまり大きな声では言えませんが、メンタル関係で休職している人が本当に多いです。
営業、販売職
HSPの向いていない職業の代表格である「営業、販売職」です。
ノルマがあること、対お客様での仕事、休みの取れにくさ、テレアポなどHSPの方の苦手な部分が盛りだくさんな職業です。
休みの日もノルマのことであったり、社用携帯には電話がかかってきたりと繊細であるHSPの人には苦痛でしかありません。
クレーム案件で会社に来るように言われたときは、遊びに行く途中でも断って行かないといけません。
「よりよい商品を!」「よりよいサービスを!」という信念がある人は最高の職業だと思いますが、うまく仕事とプライベートの切り替えができないHSPの人からするときつい業種ですね。
まとめ
今回挙げさせていただいた職業は全て、実際に経験した職業です。
挙げておいて、なんですが、向いている職業と言われていても、HSPだからということではなく、本人そのものが苦手な仕事である可能性も十分ありますし、苦手な職業と言われていても、対人では苦手だけどやりがいが勝っていれば、それは向いている職業になるのでは?と思います。
HSPといっても、全員が同じ特徴ではありません。
もう一度自分の「得意なこと」「苦手なこと」を洗い出して、考えるべきポイントです。
一番ダメなことは、苦手な仕事でも無理して続けることで、メンタルを壊してしまうことです。
私がそうでした。
無理に頑張りすぎず、転職をして適職を探すと同時に、自分に合った会社を探すことが重要だと思います。