私は民間企業の正社員をしながら、公務員試験を受けて合格し、政令指定都市の市役所職員となりました。
勉強時間はどれくらいしたのか、合格までのスケジュールはどうだったのか、実際働きながら受けての体験談など話します。
目次
なぜ働きながら公務員試験を受けたのか
いきなり私の話から始めてすみません。
大学卒業後、小売業の正社員として働いていました。
年間休日が少なく土日出勤はもちろんのこと、昇給もなく・・・と、正直言うと不満を持っていたわけです。
そんな中で「公務員って安定してるし、土日祝休みだし良いな!」っと、突発的に考え、勉強を始めました。
仕事を辞めなかった理由としては、合格できなかった時に職歴に穴が開いてしまうことを恐れたからです。
有名な試験で言えば、東京特別区Ⅰ類は例年20%ほどの合格率となっています。
私は勉強に専念して一発合格できるほど頭は良くなかったので、働きながら頑張りました。
仕事を辞めて何年も頑張ってる人も実際います
私は、LECの学校に通って合格しました。
主に通信講座を受けながら、休みの日は通学で授業を受けたり、自習室で勉強をしました。
休憩室で何人かと話したところ、仕事を辞めて勉強に専念している人も多くいました。
一発合格を目指すために仕事を辞めて頑張っている人、仕事を辞めて試験を受けたが落ちてしまってもう一年頑張ってる人、何年も頑張っている人・・・
正直、色々な方がいます。
ただ、周りの方の話を聞くと、不思議なことに年を追うごとに合格率は下がっていくような気がしました。
やはり辞めてしまうとそれだけ職歴に穴が開いてしまうことと、公務員試験合格に確率を少しでも上げたいために、合格まで再就職は考えられないということが少し怖いと感じます。
私としての考えですが、働きながら勉強し、一回目受験をしてみて、筆記試験に確かな手ごたえを感じたのであれば辞めても良いでしょう。
全く手ごたえを感じない場合は、やはり働きながら長期計画を立てて、合格を目指すのが良いでしょう。
実際に勉強時間はどのくらいか
公務員試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に1,200時間と言われています。
仮に一日3時間勉強したとしても、約一年間かかります。
ただ、1,200時間と言っても、
- 法学部出身であれば、法律科目が1から覚える必要がないです。
- 理工学部出身であれば、数的処理を1から覚える必要がないです。
- 経済学部であれば、経済科目を1から覚える必要がないです。
そのため、人それぞれ勉強時間は違い、また、1,200時間かからない方もいます。
私は一発合格をしたと書かせていただきましたが、勉強時間は1,500時間ほどで、1年半かかりました。
実際、LECといった予備校でも働きながらでは、1.5年カリキュラムと言ったコースが一般的です。
公務員試験合格までの勉強時間は1年半は見るべきでしょう。
公務員試験に向けて(体験談)
毎日の勉強スケジュール
日々の勉強時間は、必ずルール作りをしましょう。
・本試験:半年前
平日の仕事終わりは2時間、休日は8時間
・本試験:6か月前~3か月前
平日の仕事終わりは3時間、休日は10時間
・本試験:3か月~当日まで
平日の仕事終わりは3時間、休日は12時間
一年半もあると、最初は「まだ時間あるし大丈夫でしょ」と考えてしまうので、とにかくルール作りは徹底しましょう。
あとは、とにかく範囲が広いので、苦手な科目が絶対出てきます。
私は記憶系科目(経済科目や法律科目)が苦手であり、始めて聞く言葉や考え方がたくさんあったので、本当に覚えるのに苦労しました。
苦手科目を早いうちに見つけ、全体のスケジュールを見直すことが大切です。
勉強中のメンタル
合格までのメンタルはとにかく不安が凄かったです。
毎日勉強をして自分のレベルはどのくらいに達成しているのかが気になり、周りに受けている友人はいなかったので、不安でいっぱいでしたね。
そのため、恥ずかしい話し「公務員 落ちたら」とか検索ばかりしてました。
ただ気にしていては何も始まりません。自分自身を信じるのみです。
そして、「最悪落ちても年齢制限が引っ掛かるまで受ければいいやー」という気持ちで頑張ってました。
年齢制限(自治体によって変わります)
国家一般職、地方公務員試験:30歳(特別区1類:31歳)
とは言っても、落ちてしまうと予備校でのサポート受けられなくなり、独学に移行するので、モチベーション低下を恐れ、一発合格を目指しました。
試験を受けてみよう
勉強時間は1年半と書かせていただきましたが、その次の年の受験(本番)に備えて、受けられる試験があれば受けましょう。
いわゆる、記念受験のようなものです。
これには理由があって、試験の雰囲気を味わうことができます。
そして、試験時間の配分や会場の温度管理、お昼ご飯の有無など来年の本番の時に、落ち着いて試験を臨むためには必要なことです。
公務員試験の勉強方法
通信教育
スタディング 公務員講座は通信教育学習のため、働きながらでも学習可能です。
スマートフォン、パソコン、タブレットによりオンラインで受講するコースで、コースによっては担任講師によるサポートも受けられるため、分からないところの質問も可能です。
勉強のスケジュールを立てるのが苦手な方も講師がヒアリングをしながらしっかりと立ててくれるため、無理なく合格まで導いてくれます。
講座費用も数ある通信教育の中で、充実した内容、サポート体制がありながらも、魅力的な授業料です!
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通学+通信教育(おすすめ!)
LECは基本的には通学+通信教育学習を付けた形となります。(コースによって異なります)
スタディングとの違いは、直接通学することで授業を受けられること、自習室が使えること、面接対策など直接受けられること等が挙げられます。
また、受講料はその分少しお高めですが、家でも通信で勉強をしながら、時間があるときは直接通学で勉強したり、直接質問することなどが魅力的です。
個人的な話になりますが、家では遊んでしまうため自習室での勉強はとても捗りました。
タイプ別ナビゲーションという欄から「社会人の方」というところがあるので、検討してみてください。
ちなみに私は1.5年パーフェクトスペシャルコースというので一発合格をしました!
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まとめ
本当に働きながら公務員試験に合格するのは大変です。
私は最初独学でしたが、すぐに勉強に行き詰まり、予備校に通いましたが、それでも本当にきつかったです。
公務員は安定してていいな程度から始めた勉強も、正直こんなきついとは夢にも思いませんでした。
仕事で辛いことがあった日に、「もう仕事を辞めて勉強に集中して、公務員になれればいいや」と思う日が何回も何回もありました。
予備校の周りはほとんどが大学生です。
それでも辞めず、面接では仕事での経験の話をすることから、大学生の受験者にはない魅力がありますと言った話もできたので、良かったです。
もちろん、仕事を辞めて予備校で頑張って合格した人も何人も知っています。
どれが正解と言うのは正直わかりませんが、仕事辞めず頑張れるのであれば、それがベストな選択でしょう。