派遣の仕事がどうしても嫌になり、契約更新のタイミングに辞めるのであれば、問題にはなりません。
ただ、契約更新した直後や契約期間中にバックレてしまうのは少し問題です。
今回、私が派遣中に仲の良かった方が突然バックレたことによる体験談をメインに、派遣会社がどのような対応をしたか、本人はどのような不利益にあったのか、お伝えします。
目次
バックレとは?
バックレとは「しらばっくれる」という意味の略称です。
特に派遣スタッフは、バックレが多く、その本人とは連絡が取れず、そのまま音信不通や突然辞めてしまうことがあります。
私自身派遣スタッフとして働いていて、同じスタッフがバックレるのを何人も見てきました。
派遣営業に聞いたところ「定期面談では問題ないということ」だったのに、突然バックレることに頭が痛いと嘆いていました。
バックレる人の理由とは?
人間関係
私が聞く限り一番多いのは、人間関係です。
派遣先の指揮命令者や派遣先の社員が名前を呼んでくれず「派遣さん」と呼び、壁を作ってくる。
社員と派遣と言う立場から偉そうにしてくる。
業務内容を超えた指示を出してくると言ったことが多く見られます。
自分のことではなく、他の派遣さんの悪口を聞いて、嫌になり辞めることもあります。
仕事が厳しい、合わない
未経験歓迎のところに入ったにも関わらず、スキルが高すぎるためプレッシャーを感じ辞めてしまいます。
会社に貢献していないと感じ、悩みに悩んで、バックレてしまうようです。
また、自分がやりたかった業務があまりできないなど、業務内容のギャップからバックレる方もいます。
営業さんが理由
定期面談をして問題ないというのは、正直営業さんの言い分で、派遣スタッフからすれば何度もお願いをしたが、聞くだけで解決をしてくれないことはよくあります。
更新時期に辞めたいということを話しても、「もう少し頑張りましょう」ということで、辞めさせてもらえず、最終的にはバックレという選択肢を取る方もいます。
初月更新の時にどうしても合わないと相談しても、「まだ1か月なんで頑張りましょう!」ということで辞めさせてもらえず、バックレる方は、よく見ます。
転職を理由に
派遣の更新月が9月末だとして、8月1日から開始の正社員の仕事が決まった場合、途中解約をしなくてはいけません。
次の仕事が正社員ということもあり、派遣をもう使わないという理由から途中でバックレてしまう方がいます。
正社員になるまでのつなぎの仕事で派遣社員と言う方は多くいます。
ただ、ここまでキッチリしていると、強者ですね。
バックレた人の体験談
同じ派遣スタッフで仲の良かった方が突然バックレました。
最初、欠勤かと思っていたら実は違うようで、会社や派遣会社から連絡しても「ツー、ツー」といわゆる着信拒否をしている状態でした。
私はLINEを知っていたので、「どうしたの?風邪?」と遠回しにきいたところ、「バックレた笑」と帰ってきました。
理由は「上司から期限が短いのにありえない業務量」と「助けれくれる社員が一切いないこと」でした。
私も同じ仕事をしていたので、気持ちはよく分かりましたが、「営業さんと連絡だけ取れるようにしないとお互い困るよー」とだけ連絡しました。
営業は家に来る
結論から言うと営業が家に来ると連絡があったそうです。
社員証とパソコンの貸し出しがあったので、それを取りに行くのと、安否確認をする理由で来ると言っていたそうですが、家は困るということで近くのファミレスで相談したそうです。
本人は「落ち着いたら荷物は直接返しに行く予定でした」と言ったところ、派遣先の方は怒っており、営業さんは苦笑いだったそうです。
次の仕事紹介はどうなったのか
理由が理由なだけに、次の仕事紹介はなくなったそうです。
派遣先を変えながらも同じ派遣サービスに5年ほど勤めて、スキルも高い方でしたが、それでもバックレというのは一発退場です。
エントリーしても、どこも通らず、オファーが来て連絡をしても受かることはないとのことでした。
いわゆるブラックリスト入りです。
そのため、引き続ぎ派遣スタッフとして働くのであれば、違う派遣会社を使うしかありません。
給料は支払われたのか、損害賠償を請求されたのか
給料はバックレたその日までの給料をしっかり支払われたそうです。
他にバックレた方にも聞いてみましたが、残っている有給消化はさせてもらえない方が多いですね。
また、バックレによくある疑問で「損害賠償を請求されるのか」ということについては、上記理由で辞めた方を何人か知っていますか、請求された方は見たことありません。
例えば、会社のものを横領してバックレることや、会社のシステムをめちゃくちゃにしてバックレることなど、故意に不正行為をした場合は請求されることはあるでしょう。
どうしてもバックレる場合は、営業さんにはなるべく理由を素直に話し、少しでも円満に解決できるようにしましょう。
ただ、営業さんと一切連絡を取らない、社員証など貸与物を返さないなど、あまりにも悪質な場合は、損害賠償を請求される可能性があります。
どうしてもバックレたい場合は退職代行サービスを利用!
精神的にも肉体的に辛く、バックレて辞めたいという方は退職代行サービスを使いましょう。
退職代行サービスとは、退職に関わる会社とのやり取りを進めてくれるサービスです。
伝えても辞めさせてもらえない場合や人数不足、怒られる可能性がある場合でも、プロと会社がやり取りをして、直接会社への連絡は不要です。
数あるサービスの中で24時間対応可能、ただの代行サービスではなく、協議や交渉もしっかり行っているサービスがある所。
そして、料金、利用者から評判であるサービスを2社選定させていただきました。
退職代行ガーディアン
退職代行ガーディアンは、合同労働組合が運営する退職代行サービスです。
合同労働組合が運営しているため、有給消化など代理交渉を行うことが可能です。
案件の難易度、連絡回数などに関わらず追加費用は一切不要で、辞められないというケースは過去一度もありません。
◆料金(税込)
29,800円
◆相談方法
LINE、電話
わたしNEXT<退職代行>
わたしNEXT<退職代行>は、合同労働組合が運営する退職代行サービスです。
合同労働組合が運営しているため、有給消化など代理交渉を行うことが可能です。
女性向けに特化している退職代行サービスであるため、女性に人気の退職代行サービスです。
案件の難易度、連絡回数などに関わらず追加費用は一切不要で、辞められなかったケースは一度もありません。
また、希望があれば、無料転職サポートが受けられるといった退職代行サービスです。
◆料金(税込)
正社員・契約社員・派遣社員
29,800円
アルバイト、パート(社会保険未加入)
19,800円
◆相談方法
LINE、メール
まとめ
バックレたい気持ちは、私も何度も嫌な経験があり、とてもわかります。
大手派遣サービスで、働きたい職種の仕事多かったため「バックレたらこの派遣サービスもう使えないな・・・」という気持ちから、精神をすり減らしながら頑張っていました。
ただ、一番の問題は頑張りすぎてしまい精神を病んでしまうことです。
また、入って3日で絶対に無理!初回の更新月まで絶対無理!という方は、まずは営業さんに連絡してそれでも無理なら・・・という気がします。
派遣サービスの事業者数は約38,000か所あります。
あまり大きな声では言えませんが、派遣会社を使えなくなることを覚悟で辞めてしまい、事業所を変えてしまうのも一つの手ですね。